top of page
執筆者の写真Leia(れいあ)

母の介護について


母の介護についてお話したいと思います。

興味のある方は見ていただけたら嬉しいです。


イラストの仕事を始めたころ、介護について詳しくは公表していませんでした。

ですが介護歴も大学卒業した2010年からと考えると14年となり、私の自己紹介には切っても切れない存在となりました。


普段何してるの?とよく聞かれます。


普段は介護をしながらイラストのお仕事をお引き受けしております。




母は2007年当時46歳の時に左の親指が動かしづらい症状からALSを発症しました。

ALSは進行性の難病で、筋肉が痩せていき身体が思うように動かせなくなる病気です。

呼吸をするための筋肉も同様で、ゆくゆくは人工呼吸器が必要になります。


母は幸い、喉に穴をあける気管切開の手術をして自発呼吸が残っているので2024年現在は人工呼吸器を未装着です。今後はどうなるかわかりません。


口から物を飲み込む動作も難しいので、胃ろうから食事を注入しています。ただ、ラコールのような栄養剤ではなく他の家族と同じ食事をミキサーでどろどろに砕いてそれを胃ろうから注入しています。



いきなり今の状態になったわけではありません、


2007年、発症

2009年、ALSと診断される

2010年、胃ろうの手術

2011年、ほぼ四肢麻痺

2013年、気管切開の手術


とこのように進行しました。



胃ろうの注入や、気管からの痰吸引など医療ケアが必要です。


訪問看護師さんや、特別な研修を受けたヘルパーさん達に家に来ていただいています。

24時間介護が必要という事は、日中はもちろん、夜間も自力で寝返りができない為、体位交換をしたり、いつ痰が詰まってしまうかわからないので常に見守りが必要です。


とても家族だけでは介護できないので、色々な人に助けていただいています。(感謝です)


平日、長い日は7時間ほど看護師さんやヘルパーさんに来ていただいて、その時間に私はお仕事をさせていただいております。ありがたい事に、現在は夜勤のヘルパーさんにも来ていただいて夜は寝る事ができます。仕事が忙しい時は少し睡眠を削って仕事をしていますが、無理はなるべくしないようスケジュールを慎重に組んでいます。



このように、介護を中心とした住環境になっています。



母の身体の状態も少しずつ変化している事、

まだまだ家族のみの介護時間もあるのと、どうしても介護業界人手不足で不安定な事もあるので、日々試行錯誤しながら生活をしております。




私はこの介護生活を、ゴール地点が未定のマラソンのように感じています。

あと何キロ走ったらよいのかわからない状態で走り続けています。

力を貸してくださるヘルパーさん達などを給水所や代走のように思っていて、チームで走り続けています。


まだまだこれからも、色々な事があるかと思いますが、のらりくらりと頑張っていきたいです。


その為に、イラストのお仕事は経済的にも心理的にも支えになるので頑張って続けていきたいと思っております。



お仕事のご依頼、お待ちしております(*^-^*)


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


Leia







Comments


bottom of page